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2018.2.23

那珂川町小砂地区での芸術のすゝめ

 みなさん、こんにちは。えもりんです。
 まだまだ寒いですが、いかがお過ごしでしょうか。

 県では、中山間地域を活性化するためのノウハウを持った人材を育成するため、「とちぎの里づくり人材養成塾」を開講しています。今回、先進地研修として受講生と一緒に、那珂川町小砂地区へ行ってきました。

 

 小砂地区は、人口688人で、昔ながらの田園風景が広がる農村です。「日本で最も美しい村」をめざし、地域の方々が一丸となって地域おこしに取り組んでいます。
 小砂地区の概要については、以下のURLをクリックして下さい。
http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp/shoukai/utsukushii-mura.html

http://utsukushii-mura.jp/nakagawa-koisago/

 町を花いっぱいにするためにスイセンロードを整備したり、棚田オーナー制度を利用して都市住民との交流をしたり、また、トレイルランなどのイベントを実施したり・・・・。近年では、農家民泊を行っている家もあり、県外の中学生や海外から来た方を受け入れています。

 また、ゴールデンウィークの連休中やイベント開催時などに、保育園の旧園舎等を利用して不定期で、地元の御婦人たちが、「お母ちゃんカフェ」をで開き、地元産にこだわった料理を提供しています。

すべてが小砂産!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな魅力的な小砂地区に、面白い場所がありました。

 その場所は、「小砂里山芸術の森」。

 

 

 

 

 

 

 

 まずは、写真をどうぞ・・・・。

 

 

森の中に、このような彫刻が点在しています。切り株から切り出した彫刻は、見る人に何かを訴えかけているようです。

 

 首都圏の美大生が、小砂地区に泊まり込みで、制作活動を行っています。
 地元の方は、お風呂を輪番で貸し出したり、木を切り出したりして創作活動の支援しているとのことです。

 

 わたしたちが注目したこちらの彫刻。『森の陰画』

道路や家など周囲に人工物は見えません。

 写真では伝わりづらいですが、この作品の圧倒的な存在感に、この作品に釘付けになってしまいました。

 写真のとおり、高さ2メートルほどはありました。

 

 

 地元の方から伺ったエピソードとして、制作者は、作品を見る位置から、人工物が見えない場所を入念に調査したそうです。
 納得のいく場所を選ぶのに、丸1日かけたとか・・・・。

 

 小砂地区で創作活動を行った芸術家の卵たちが、将来、有名な芸術家になると・・・・ そんな期待も膨らんでいきます。

 

 若き芸術家の卵たちが、こだわりをもって創作した彫刻を、是非、御覧になってはいかがでしょうか。

 

栃木県農政部農村振興課
電話番号:028-623-2334
ファックス:028-623-2337